会社を辞めたい

【2021年最新版】失業保険とは?受け取るための条件や利用するメリットなどについて徹底解説

失業保険

「失業保険について、具体的に知りたい」「失業保険を利用する際のメリット・デメリットとは?」などと思っている方は多いです。
失業保険についてあらかじめ理解しておくことで、今すぐに利用する予定が無い方でも、いざという時でも焦らずに利用することができます。
そこで今回は、失業保険について、受け取るための条件からメリット・デメリットまでを具体的に紹介していきます。
失業保険について知らない方は、ぜひ参考にしてみてください。

転職を本気で成功させたいなら、いろいろなジャンルの転職サイトを同時に使うのがベスト。人気の転職サイトランキングは必ずご確認ください。

失業保険を受け取る条件とは?

失業保険を受け取る条件とは?
失業保険を受け取る条件についてあらかじめ理解しておくことで、失業してしまったときでも冷静に失業保険を受ける取ることが可能です。

具体的に失業保険を受け取る条件については、下記の3種類によって異なります。

  • 自己都合の場合
  • 特定理由の自己都合の場合
  • 会社都合の場合

それぞれの受け取る条件について、特徴を踏まえて紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

自己都合の場合

自己都合とは、転職や独立などの理由で、自分の意思で会社を辞めることが該当されます。
具体的な自己都合の例としては、下記が挙げられます。

  • 結婚
  • 妊娠
  • 転職
  • 出産
  • 家族の介護

上記のように、個人的な都合で退職することが自己都合として扱われ、一般的にほとんどの方が自己都合退職に該当しています。

特定理由の自己都合の場合

特定理由の自己都合とは、退職せざるを得ない状況で自己申告をして退職をした場合に該当されます。
例としては、持病が悪化して業務が継続できなくなった場合や、両親の介護などによって退職したなどの場合が挙げられます。
また、失業保険が受け取れる特定理由の自己都合の条件については、離職の日以前1年間に、被保険期間が通算して6ヶ月以上あることが必要なので、あらかじめ注意が必要です。

会社都合の場合

会社都合とは、倒産や解雇などの自分の意思とは違ったことよって失業した場合に該当され、特定受給資格者として扱われます。
先ほど紹介した自己都合と比べて、会社都合だと受け取れる失業手当が高く、期間も長く受け取ることが可能です。
また、自己都合で退職をした場合でも、無理やり退職を勧められたり、過度な労働時間などの理由で退職をした場合は、会社都合として該当される場合もあります。
そのため、失業保険を受け取る際には、自分が自己都合なのか会社都合なのか、あらかじめ確認しておくことをおすすめします。

失業保険の種類とは?

失業保険の種類とは?
失業保険の種類について理解しておくことで、自分がどの失業保険に当てはまるのか事前に確認をすることができ、よりスムーズに失業保険を受け取ることができます。
具体的に失業保険の種類については、主に下記4つが挙げられます。

  • 求職者給付
  • 就職促進給付
  • 教育訓練給付
  • 雇用継続給付

それぞれの失業保険の種類について、特徴を踏まえて紹介していきますので、はじめて失業保険を利用したいと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

求職者給付

求職者給付とは、リストラや定年などに支給され、失業期間でも安定した生活を送れるように支援を受けることができます。
また、求職者給付を受け取るための条件としては、下記の項目を全て満たすことが必要になります。

  • 公共職業安定所での求職の手続きを行い、働ける能力があることが失業状態であること。
  • 雇用保険の被保険者であった期間が、離職以前の2年間で合計12ヶ月以上であること。

また、求職者給付を受け取る期間は、離職状況や理由などによって多少異なるため、あらかじめ確認をしておくことで、トラブルを避けることが可能です。

就職促進給付

就職促進給付とは、再就職を支援するための手当や、再就職した後でも今後も長く勤務ができるように支給されることが挙げられます。
具体的に、就職促進給付については、主に下記が挙げられます。

  • 就業促進定着手当
  • 再就職手当
  • 広域求職活動費

まず、就業促進定着手当とは、離職前よりも低い給与で雇用されている場合に支給され、再就職した仕事を長く続けることができるように、支援を受けることが可能です。
次に、再就職手当とは、求職者が安定した職業への再就職ができるように、しばらくの期間は安定した収入を得ることができることを目的としています。
最後に、広域求職活動費とは、再就職する際に面接や企業を見学する際の、交通費や宿泊費などの費用を受け取ることが可能です。

教育訓練給付

教育訓練給付とは、再就職する際に有利に働くことができる仕事のスキルアップや資格取得などで必要な費用の一部を給付されることができます。
具体的に、教育訓練給付として主に下記2つが挙げられます。

  • 専門教育訓練給付金
  • 一般教育給付金

専門教育訓練給付金では、毎年40万円で3年間の120万円を上限として、給付を受けることができます。
一般教育給付金については、上限が10万円で教育訓練経費として20%の給付を受けることができます。
このように、再就職を受ける際に必要な費用のサポートを受けることができますが、利用する前には受給資格についても、しっかりと理解しておくことをおすすめします。

雇用継続給付

雇用継続給付とは、育児や介護などの理由で休業したり、高齢者でも継続的に働くことができるようにするために必要な費用の給付を受けることができます。
代表的な例として、下記が挙げられます。

  • 高年齢雇用継続基本給付金
  • 育児休業給付

高年齢雇用継続基本給付金の受給資格については、基本的に60歳以上65歳未満で、継続して就労していることが条件として挙げられます。
育児休業給付とは、1歳未満の子供の世話をするために育児休暇を取った際に受け取ることができる育児休業給付金で、保育園に入ることができないなどの理由によっては、最大2歳まで受け取ることができます。

失業保険のメリット

失業保険のメリット
失業保険のメリットを理解しておくことで、失業した際でも慌てずに失業保険を利用することができます。
具体的に失業保険のメリットについては、主に下記2つが挙げられます。

  • 経済的に安定する
  • 転職先をじっくり選べる

それぞれの失業保険のメリットについて紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

経済的に安定する

失業保険を利用する最大のメリットとして挙げられるのは、ある程度の収入を一定期間得ることができることが挙げられます。
受け取れる収入については、退職した際の状況によって多少ことなりますが、給与の何割か受け取ることが可能です。
また、失業保険は課税対象外なので、確定申告を行う必要がないため、余計な手間もかからないメリットも挙げられます。

転職先をじっくり選べる

失業保険を利用することによって、一定期間収入を得ることができるため、転職先をじっくり選べるメリットも挙げられます。
転職が失敗してしまう方の特徴として、生活費のために焦って転職先を探してしまって前職よりもさらに状況が悪化してしまったなどが挙げられます。
そのため、生活費のため焦って就職先を探す必要がなく、自分が希望している職種や業界をじっくりと探すことができます。
また、失業保険を受け取るためには、ハローワークで手続きが必要になりますが、求職活動をする際に利用することでより効率的に行うことができるため、積極的に利用することをおすすめします。

失業保険のデメリット

失業保険のデメリット
失業保険のデメリットについて理解しておくことで、失業保険を利用してさらに状況が悪化してしまうリスクを減らすことができます。

具体的に失業保険のデメリットについては、下記2つが挙げられます。

  • 転職で不利になってしまう可能性がある
  • 雇用保険加入期間がリセットされる

それぞれの失業保険のデメリットについて紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

転職で不利になってしまう可能性がある

失業保険を受け取るためにはある程度の期間が必要になるため、働かない期間があるため、転職する際には不利になってしまう可能性があるので、注意が必要です。
また、働かない期間が長ければ、生活リズムが崩れやすくなってしまうため、身体の不健康はもちろんですが、心理的にも悪影響が及ぶリスクがあります。
このように、失業保険は一定期間収入を得ることができるメリットがありますが、転職で不利になってしまう可能性があるので、あらかじめ注意が必要です。

雇用保険加入期間がリセットされる

失業保険を利用することによるデメリットは、雇用保険加入期間がリセットされてしまうことが挙げられます。
具体的に、雇用保険加入期間がリセットされてしまうと、次の就職先を退職した場合に失業保険の受け取れる金額下がってしまうので注意が必要です。
また、次の就職先がすぐに見つかる場合には、失業保険は利用せずに、次の退職の際に失業保険を多く受け取ることをおすすめします。
注意としては、前職を退職して1年以上経ってしまうと、雇用保険の加入期間がリセットされてしまうため、1年以内に新しい就職先を見つけるようにしましょう。

おすすめの転職エージェント4選

おすすめの転職エージェント4選
失業保険を利用できる期間は限られているため、新しい就職先を見つけることが必要になります。
また、おすすめの転職エージェントについてあらかじめ理解しておくことで、より効率的に求職活動をすることが可能です。
具体的におすすめの転職エージェントについては、下記3つが挙げられます。

  • ビズリーチ
  • プロの転職
  • パソナキャリア
  • リクナビネクスト

上記の転職エージェントについて特徴などを踏まえて紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

ビズリーチ


ビズリーチとは、株式会社ビズリーチが運営をしており、ハイクラス向けの転職エージェントです。
特徴としては、ビズリーチのスカウトサービスに登録をしておくことで、企業から直接スカウトが届くことができたり、ヘッドハンターからもスカウトを受けることもできます。
また、非公開求人も多く取り扱っているため、より効率的に求職活動をすることが可能です。
さらに効率的に求職活動をすることができる「タレント会員」と「ハイクラス会員」の有料会員も利用することができます。
このように、ビズリーチは高年収を狙っている方におすすめの転職エージェントです。

ビズリーチの詳細はこちら

プロの転職

プロの転職
プロの転職は、株式会社ホールハートが運営しており、WebやIT、広告などの専門性の高い求人を多く取り扱っている転職エージェントです。
専門的な業界を熟知したコンサルタントが多く在籍しているため、一人ひとりにあった求人を適切に紹介してもらうことができ、より効率的に求職活動をすることができます。
また、大手企業からベンチャー企業まで幅広く独自求人も取り扱っているため、他の転職エージェントでは取り扱っていないレアな求人も多くあります。
業界未経験からの求職活動についても、充実なサポートを受けることができるため、おすすめの転職エージェントです。

プロの転職の詳細はこちら

パソナキャリア

パソナ
パソナキャリアは、全国に拠点があるため、地方の方でも自身が希望している求人を見つけることができます。
特徴としては、幅広い職種や業種の求人を取り扱っており、幅広い年齢層に対しての求職活動にも強みを持っている転職エージェントです。
また、さまざまな業種の専門的な知識を持っているキャリアアドバイザーからサポートを受けることができるため、より効率的に求職活動をすることができます。
独自求人についても多く取り扱っているため、選択肢を広げることができるメリットもあります。

パソナキャリアの詳細はこちら

リクナビネクスト


リクナビネクストは、転職者の約8割が利用しており、日本最大級の会員数を誇っている転職エージェントです。
自身の職務経歴書や希望条件を事前に登録をすることによって、企業から直接オファーが届くことができる「スカウト機能」を利用することができます。
その他にも、下記のような求職活動をする上で役に立つ機能を利用することができます。

  • 職務経歴書・履歴書の作成ツール
  • レコメンド機能
  • 転職仲間機能

また、キャリアアドバイザーから書類の添削やスケジュール管理などのサポートを受けることも可能です。

リクナビネクストの詳細はこちら

失業保険を有効活用しよう!

失業保険を有効活用しよう!
今回は、失業保険について知らない方に向けて、失業保険を受け取るための条件からメリット・デメリットまでを具体的に紹介していきます。
失業保険を受け取るための条件については、「自己都合の場合」「特定理由の自己都合の場合」「会社都合の場合」の3種類よって失業保険の受け取り方が異なるため、あらかじめ理解しておくことをおすすめします。
また、失業保険を受け取るメリットについては、
経済的に安定することや転職先をじっくり選べることが挙げられます。
ぜひ、今回紹介したことを参考にして、失業保険を有効活用してみてはいかがでしょうか。