会社を辞める時、ほぼ確実に退職理由を伝えなければなりません。この時、多く方が最後は円満に退職したいと思い、本音を隠して建前の退職理由を告げています。
退職理由を一概に言うことはできないでしょうが、退職を決意する、または辞めたいと思う主な理由は、「人間関係」や「待遇面」といった不満よるところが多いようです。
しかし、だからと言って本当の理由であっても「給与や福利厚生が良くない」、「職場の人間関係が良くない」、「転職してキャリアアップしたいから」など不平不満を正直に伝えるのは避けましょう。必ずしも退職理由を正直に話すのが良いわけではありません。
正直過ぎる退職理由を伝えてしまうと、トラブルに発展したり、ケンカ別れになる恐れがあり、円満退職が望めなくなってしまいます。それだけでなく、「待遇面が不満」だと伝えた場合、「給与をアップするから残ってくれ」などと提案される可能性があり、引き止められてしまうかもしれません。人間関係が理由だとしても、部署異動など配置換えを提案され、慰留されやすくなってしまうのです。
たとえ慰留にあっても、「とにかく辞めたい」と強い意思を伝えれば退職はできますが、角が立ってしまいます。そのため、正直過ぎる本音を伝えるのは避けましょう。本音と建前を使い分けることが、スムーズに退職するためのポイントです。
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本音と建て前を使い分けよう
退職する方は実際、どのような言い訳を使っているのでしょうか。
本音と建前に分けて調査してみました。
会社を辞める理由の本音ランキング
1位 上司・経営者の仕事の仕方が気に入らなかった 23％
2位 労働時間・環境が不満だった 14％
3位 同僚・先輩・後輩とうまくいかなかった 13％
4位 給与が低かった 12％
5位 仕事内容が面白くなかった 9％
6位 社長がワンマンだった 7％
7位 社風が合わなかった 6％
7位 会社の経営方針・経営状況が変化した 6％
7位 キャリアアップしたかった 6％
10位 昇進・評価が不満だった 4％
会社を辞める理由の建前ランキング
1位 キャリアアップしたかった 38％
2位 仕事内容が面白くなかった 17％
3位 労働時間・環境が不満だった 11％
3位 会社の経営方針・経営状況が変化した 11％
5位 給与が低かった 7％
6位 雇用形態に満足できなかった 4％
6位 勤務地が遠かった 4％
6位 仕事に対する責任がなく物足りなかった 4％
9位 上司・経営者の仕事の仕方が気に入らなかった 2％
9位 同僚・先輩・後輩とうまくいかなかった 2％
（引用：退職理由の本音ランキング）
本当の理由を伝えるべきなのか？
会社を辞める理由のほとんどが、相手にマイナスイメージを与えてしまいます。会社を辞める人が目指すべきなのは円滑退職であり、時には嘘をついたり、本心を隠すことが求められます。嘘も方便という言葉の通り、正直に退職理由を話す必要はありません。
法律では、退職を告げる時期は決まっていても、退職理由を相手に答える義務はありません。このため、本来ならば、会社には事細かに理由を告げる必要は全くありません。
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まとめ
転職するにしても、起業やフリーランスとして生きるにしても、
会社を辞める際にはたとえ本音がネガティブな理由であったとしても、
相手にはポジティブに伝えるようにしましょう。
今の会社とはどんなところでつながるかは分かりません。円満に退社することは今後につながることもあります。
新しい出発の門出に少しでもケチがつかないようにしましょう
