会社を辞めたい

退職時に残っている有給を全部消化するためには

誰でも可能!有給休暇を全部消化するために


このページでは、誰もが有給休暇を消化し尽くすことができるようになるための役立つ情報をお届けいたします。

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有給休暇を全部消化するための流れ

1、有給休暇保有日数の確認と退職日の決定
2、保有日数から「消化開始日」を割り出し「消化意思伝達日」を決める。
3、「消化意思決定日」が来たら会社に有給休暇の保有日数全部を取得することを伝える。

有給休暇保有日数の確認と退職日の決定

まず、現在あなたが持っている有給休暇の保有日数を確認します。確認するための手段として、以下の3つの方法が考えられます。
・「給与明細」で確認する
・上司・人事総務担当者に尋ねる
・入社日から判断した後、監督署の相談窓口で専門家のアドバイスを受けて判断する
これらの確認方法をするうえで、常に一点を注意しておきましょう。 有給休暇の繰越し の問題です。会社によっては、有給休暇の繰越しを認めない会社があります。しかし労働基準局では、ある年に発生した有給休暇は、その年に使わなくても、次の年にも使うことができる(繰り越せる)としています(有給休暇の消滅時効は2年であるため)。会社が繰越し禁止!と言っていても、繰り越しすることを前提に有給休暇の保有日数を計算していきましょう

給与明細で確認

これが最も簡単でトラブルの少ない確認方法です。最近の「給与明細」には、気を利かせて「有給休暇残日数」が記載してあるケースが多々見られます。

上司・人事総務担当者に尋ねる

給与明細に有給休暇残日数が記載してない場合は、直属の上司・人事総務担当者に尋ねるのが手っ取り早いでしょう。
しかし注意が必要です。平素より休暇の取得申請に対して冷たい態度を取る上司や人事総務担当者であるならば、保有日数を聞くことは後々のステップで消化の意思を警戒されてしまう可能性があります

入社日から判断した後、監督署の相談窓口で専門家のアドバイスを受けて判断する

入社日から残日数を判断する方法は、上司等に警戒もされないうえに、正当な休暇数を把握できる最もベストな方法です。また、在籍する会社が有給休暇の名前すら出せないようなブラック企業である場合にも、この確認方法が有効となります

退職日を決定する

残日数を確認したら次は退職日を決めます。一概には言えませんが、多くの場合で、会社側は区切りのいい日(給料計算締日や月末)を希望してくるものです。そのことを念頭に、こちらも区切りのいい日を退職日として予定しておきます。
就業規則で「退職する場合は、退職希望日の一か月前までに職場の責任者に報告すること」と記載してあるならば、できるかぎりその通りにしておきます。

「消化開始日」と「消化意思伝達日」を決める。

「消化意思伝達日」とは、「残っているすべての有給休暇の取得を会社に申請する日」です。「消化開始日」とは、「実際に有給休暇に入り始める日」です

残っている有給休暇の「消化開始日」を把握する。

消化開始日は、今あなたが持っている有給休暇の残日数をもとに割り出します。
退職日として設定した日を入れてカウントしつつさかのぼってください。その時、会社カレンダー上の「休日」は飛ばしてください。有給休暇は会社カレンダー上の「出勤日」にしか使えないからです。

「消化意思伝達日」を把握する。

「消化開始日」が決まったら、「有給休暇を全部使います」という日を決めます。有給休暇の申請期限をもとに割り出します。
この「申請期限日」が「消化意思伝達日」となります。しかし、休暇の消化について過酷な態度を取る可能性の低い会社であったり、必要以上の迷惑をかけたくない、と考えているのであれば、申請期限日より出来る限り前の日に伝達してもいいでしょう。

「消化意思伝達日」に有給休暇の保有日数分を消化する意思を伝える

有給休暇の申請用紙に記入し、それをコピーする

大方の会社では、有給休暇の申請に当たっては、申請専用の用紙が用意されています。退職にあたって消化申請する場合も、各会社の取得手続きに従い専用の申請用紙で取得申請をしてください。その方が素直に事が進みます。
申請用紙に記入したら、それはしっかりとコピーをしておきます。コピーをするのですから、その用紙に正確に、休暇を取得する日を書きましょう。理由欄があるならば、「退職にあたって、残りの有給休暇を全部使い切るため」とはっきりと書くのもいいです。しかし理由欄への理由の記載は法律上は必須ではありません。会社から求められた場合に限り書く、というスタンスでもいいと思います。
コピーをすることの意義は、後で「有給休暇の申請など受けていない」という会社側の見苦しい「しらばっくれ」を粉砕するためです。

上司・担当者に申請する

いつもあなたが有給休暇を申請するときに届け出る人(上司・人事総務担当者)に届け出ます。
このとき、必ずボイスレコーダー(スマートフォン・携帯電話のレコーダー機能)を作動しておきましょう。何かトラブルになった場合の証拠になります。
上記のことをきちんと行っていれば、会社の定めた申請期限も守っているし、退職日を起点とした消化申請をしているがゆえに時季変更権も行使できないため、会社から消化申請を妨害をされることはないはずです。

まとめ


会社に退職届と残っているすべての有給消化を告げることは勇気がいることかもしれません。でもそれは正常な反応です。
ただ、必要以上に気負うことはありません。
あなたは今までしっかりと準備をしてきました。会社とのやり取りはドキドキするでしょうが大事なことは、主張すべきことをとりあえず主張しておくこと。そして会社側の人間らによる批判や人格否定発言は「そうですか。」と言ってただ聞くだけにとどめることです。

会社側の人間があなたをどう思おうが、あなたの価値には何ら関係はありません。こちらは正当な権利を行使しようとしてるだけなのです。何ら批判されることはしていません。そのことをよく覚えていてください。



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